『スポーツ余話 俊輔カレンダー』
(2008年12月24日 18:19)
視線の先には2010年南アW杯。俊輔のサッカー人生の集大成に向けたカウントダウンが始まった。
セルティック残留
日本のエースに成長したサッカーのセルティック(スコットランド)MF中村俊輔(30)の国内復帰が、半年ほどズレ込むことになった。
セルティック側が残留を希望し、加えて09年1月時点での移籍となれば多額の移籍金支払いが発生するため、獲得に乗り出していた古巣の横浜マリノス首脳陣も先日、撤退を表明。契約が切れる来夏に再び獲得を目指すことになった。
このニュースを耳にして、ふと脳裏をよぎったことがある。
彼の「サッカーカレンダー」に狂いは出ないかな、と。
世界に誇る日本のレフティー
世界に誇る日本のレフティー。左足から繰り出す正確無比のフリーキックは、世界最高の舞台とされる欧州チャンピオンズリーグでも実証済みだ。
日々の練習で磨きをかけてきた強烈なFKで、日本代表から世界の舞台へと階段を駆け上がってきた。技術的なことはよく分からないが、練習計画や生活リズムなどを見ていると、彼の緻密(ちみつ)でストイックな日々の過し方や人生設計といった一面に触れないわけにはいかない。
サッカー中心の生活は選手なら当たり前なのだろうが、妥協の2文字はなく、自らを律して厳しく生きている姿に、矜持(きょうじ)を覚えたことがある。
最近はあまり接していなかったのだが、今年の夏前に少し話す機会があった。
おだやかな口調は、昔も今も変らない。
「グラスゴー(セルティックの本拠地)が長くなったね」「もう3年ですよ」
イタリアのセリエAレジーナに3季在籍し、スコットランドへとわたってから「もう3年」という意味だった。
欧州7シーズン目となった今季は、早くから日本復帰の話題が持ち上がっていた。最近の様子などを聞いていているちに、「2010年のW杯から逆算して、計画を立てているんだろうな」という感じがしていた。だからこそ、復帰時期のずれ込みが気になったのである。
WRITER
- 田誠
- 大阪府出身。岡山大学出身、45歳。日刊スポーツでプロ野球、大リーグ、五輪、サッカー日本代表などを担当。森西武、長嶋巨人、岡田マリノス、ジーコジャパン、イチローのデビューを取材。今年は五輪開催地の北京にも足を運んだ。
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